加賀友禅作家 / 伝統工芸士 古泉良範 1972年 長崎県大村市生まれ。 幼少の頃から絵を描いたり工作する事が好きで、中学3年生の時に担任だった美術の先生の勧めで長崎日本大学高等学校のデザイン科を受験。 受験までの数ヶ月間は手のデッサンを家で描いては先生に見てもらい、また描いては見てもらうを繰り返し、当時3〜4倍の倍率だったデザイン科に合格する事ができました。 高校ではデザインの基礎を一通り学び、大学では商業デザインを主に学ぶ美術学科ビジュアルコミュニケーションコースを専攻。 在学中、時代の流れに沿いながら作っては消費されていくものに違和感を感じ、ひとつひとつ長く愛されるものを深く突き詰めて作っていきたいという気持ちが湧いてきました。 和柄のものが好きだったことと、平面に描いたものが立体となって身に付けることができる着物に魅力を感じ、友禅の道を目指そうと思いました。 経歴
特長 / 技法 スケッチを元にデザインを起こしていくことが基本にあるが、独創的で斬新なストーリー性のあるデザインを心掛け、柔らかく爽やかでありがながらも深みのある色合いを巧みに用いて、今様ながらも飽きのこないものづくりを行なっている。 伝統工芸士 2008年、伝統工芸士に認定されました。 伝統工芸士は、地域に伝承される伝統工芸品の技術・技法を習得した工芸職人に与えられる国家資格です。 <加賀友禅> 認定部門:手描部門 日本の伝統工芸士 受賞作品 第47回 加賀友禅新作競技会作品展 <独立作家の部> 石川県伝統産業振興協議会会長賞
流水に伝統的な草花模様を配した古典柄の振袖で、第47回加賀友禅新作競技会作品展「石川県伝統産業振興協議会会長賞」を受賞しました。 KIMONOプロジェクト 一般社団法人イマジンワンワールド 世界中の国・地域を象徴するオリジナル「KIMONO」を制作し、日本が誇る伝統工芸文化の素晴らしさを世界に発信したい。「世界はひとつ」という平和・友好のメッセージを伝えたい。をコンセプトに、一般社団法人イマジンワンワールドが展開する「KIMONOプロジェクト」。 制作された全213着のうち、バージン諸島とウズベキスタン共和国の2着を制作しました。 KIMONO PROJECT
バージン諸島 April 2020
「Rock City」 「Twin City」「 Love City」という愛称のある3つの島からなり、いかにもアメリカンなことからアメリカをイメージするフォントでデザインしています。海賊船のお宝、豪華客船、キャデラックやポンティアック、Gibson、レスポールも見えます。そして、海の中には世界最大級のとても珍しい甲羅を持たないオカガメ、マンタ、ジンベイザメ、カクレクマノミ。地上にはヤシの葉やキンレイジュの花が、活き活きと咲いています。遊びごごろ満載の作品です。 ウズベキスタン共和国 October 2016
ウズベキスタンには、シベリアから多くの抑留兵が移送され、帰国が叶わなかった多くの日本人が眠っています。作者はそんな物語に着目し、「ナヴォイ劇場」を「桜」の花で飾りました。遺族が植樹した桜がいまも咲いています。舞踏衣装のスカートを大きく取り方して織物「アブルバンディ」をビビッドな彩色で描き、「レギスタン広場のティラカリメドレセ神学校」を巧みに配置し、「杏の花」とともに美しい風景を表現しています。 東京ガールズコレクション 2021 SPRING / SUMMER 世界中の国・地域を象徴するオリジナル「KIMONO」を制作し、日本が誇る伝統工芸文化の素晴らしさを世界に発信したい。「世界はひとつ」という平和・友好のメッセージを伝えたい。をコンセプトに、一般社団法人イマジンワンワールドが展開する「KIMONOプロジェクト」。 制作された全213着のうち、バージン諸島とウズベキスタン共和国の2着を制作しました。 東京ガールズコレクションのYoutubeチャンネルよりご覧いただけます。 (4:55〜5:15) TOKYO GIRLS COLLECTION 2021 SPRING / SUMMER ドレス / 羽織ドレス ステージ衣装
モデル:松田莉奈(第14代ミス加賀友禅)
ハープ奏者 上田智子オフィシャルサイト 振袖 加賀友禅 「振袖(ふりそで)」は、身頃と袖との縫いつけ部分を少なくして「振り」を作った袖をもつ着物。現代では若い女性の、黒留袖や色留袖、訪問着に相当する格式の礼装で、成人式、結婚式の花嫁衣装・参列者双方で着用される機会が多いです。
留袖 加賀友禅 「留袖(とめそで)」は、和服のうち、既婚女性が着用する最も格の高い礼装です。着物の格においては第一礼装となり、西洋のイブニングドレスに相当するが、イブニングドレスのように時間帯の制約はなく、昼夜問わず着用できます。
訪問着 加賀友禅 「訪問着(ほうもんぎ)」は、フォーマル用として、また観劇やお茶席・お呼ばれの席など、様々なシーンで着ることのできる便利な着物。ミス・ミセスを問わずに着られます。日常着である「小紋(こもん)」のように小さな柄が全体に散らされているのではなく、絵柄が全体に一続きに入っているのが特徴です。
花嫁のれん 加賀友禅
花嫁のれんとは、幕末から明治時代から伝わる、加賀藩の能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習の一つで、嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ、花嫁がくぐるのれんの事で“嫁入り道具”のひとつ。 本作品は「花嫁のれん」ではなく、花嫁が婿養子を迎える場合に花婿が持参するのれん「花婿のれん」です。 インテリア茶箱 加賀友禅
その他 加賀友禅
ドローイング
玄関に飾る絵を描いて欲しいとの依頼を受けて制作。家の雰囲気に合うような寸法にパネルから作り、春夏と秋冬の2枚の連作にし金沢の金箔のイメージに色彩構成、ダイナミックに墨を走らせる事で和の世界を表現した。 タイトルのHora(ホーラ)は季節と秩序を司る女神の名前。 使用画材:和紙、アクリル、墨、ジェッソ など 水墨画
その他
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